青年部会経営者研修会「コーチングコミュニケーション」を開催!

去る11月17日(金)、経営者研修会が開かれ、会員ら24名が参加した。このセミナーは、研修委員会(岩﨑崇委員長)の主幹で行われ、会員各社の交流の場として行なわれているセミナー。今回は中小企業経営者専門コミュニケーションナビゲーター今田いつか氏を招聘し「コーチングコミュニケーション」と題したテーマで研修会を開催した。

冒頭、岩﨑委員長より「企業を継続、成長させていく中で後継者、部下の育成は大きな課題である。育成を行うにあたり、日々のコミュニケーションは大変重要である。コミュニケーションの取り方の一つとして今回のテーマであるコーチングがある。是非、今日の研修で学んだことを日々の活動に役立ててほしい。」というご挨拶をいただき、

続いて、加藤部会長より「弊団体も若い部会員が多くなってきている。若い人の意見を取り入れるのを、2年間の目標としている。開催してよかったと思える研修になるよう楽しみながら学んでほしい。」と挨拶を頂き、講演がスタートした。

講演は、「コーチングとは?」、「コーチングを行う上での重要な3つのスキルとは?」、「コーチングが活性化すると、どのようなメリットがあるのか?」という内容を中心にお話頂いた。

具体例も多く、とてもイメージのしやすい内容であった。相手に寄り添い、相手の持っている考えや発想を表に導くのがコーチング。コミュニケーションの取り方が多様化している現在、この能力が大変重要となる。そのためには、相手の話を最後まで聴き、口を挟まない、否定しない、威圧感を出さない、相手の考えを尊重し、相手が話しやすい環境を整えるといった、聴き手側のスタンスが大変重要となる。

また、コーチングによって「コミュニケーションが活性化することにより意思疎通の迅速化」、「仕事の効率向上」、「リーダーシップの向上」、「問題解決の迅速化」をすることができ、それが最終的に企業の利益に繋がる。コミュニケーションの重要性を参加者全員が認識をした。

質疑応答の時間では、「コーチングの際、どうように場づくりをするとよいのか?」といった、各企業の現状をイメージした具体的な質問が飛び交っていて、参加者の意識の高さを窺い知ることができた。

3時間超の研修であったが、あっという間に終了の時間となり、最後に常磐副部会長から「今回の研修会は新しい試みのあるものであったが、大変うまくいったと感じている。研修の内容も、是非次に活かしてほしい。」という言葉を頂き会は終了した。

これからどのような世の中になっても、人とのコミュニケーションはなくならない。コミュニケーション力を高めることが、企業の継続、成長につながると改めて考えさせられた。

記事:研修委員会 増子修一

撮影:研修委員会 夏井祐矢