経営者研修会「今さら聞けない? 人生100年時代の資産運用」を開催!

去る8月23日(水)、税経研修センター2階にて、経営者研修会「今さら聞けない? 人生100年時代の資産運用」が開催された。この研修会は、青年部会 研修委員会が主催したもので、令和5年度の青年部会最初の経営者研修会となった。当日は青年部会員を中心に約30名が聴講した。

今回の研修会は、研修員会副委員長である、ソニー生命株式会社の栁川敬生氏を講師に迎え、時代の流れを振り返りながら、資産運用についてライフプランナーの目線で分かりやすく語っていただいた。

岩﨑委員長より、「iDeCoやNISAなどのワードは耳にしたことはありますが、私個人としては、『よく分からないので何もしていない』というのが現状です。この機会に私も学ばせていただき、役立てたいと思っています。また、参加している経営者、経営幹部の方は今日の学びを従業員の皆さまとも共有してくだされば幸いです」と研修会に寄せての挨拶があった。

講演は栁川氏の自己紹介からスタート。横浜中法人会では西5みらい支部に所属し、入会して2年目になる。講演は、1990年代のバブル崩壊を振り返るところから始まり、低成長、低金利時代、人口減少、医療費負担の上昇など、現代社会が抱える問題点などに及んだ。インフレなどにも触れ、様々な物価が上がっているにもかかわらず、平均賃金が約30年間横ばいという状況も指摘。「考えた人だけが生き残れる時代」とし、まずはお金を「人生を楽しむお金」、「万が一のために守るお金」、「老後のために増やす」と3つに分けて持っておくと安心して生きていけると教えてくださった。お金が貯まる人が実践している習慣は、貯畜分を運用するということ。金利を味方にし、時間をかけて毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」が投資の基本だという。これにより、価格が低いときには口数が多く、価格が高いときには口数が少なくなり、平均購入単価を抑えることが期待できる。つまり、長期的な資産形成を行っていく上では有効な方法のひとつとなる。例えば株式投資をする場合に、日々の株価を気にする人が多いが、「ドルコスト平均法」の考え方を知っていれば、量の視点が持てるため安心感が生まれるというわけだ。

最後は、常盤副委員長から、講演の内容を振り返りつつ「初めての経営者研修会でしたが、無事に終わって安堵しています」という締めの挨拶があり、研修会は盛況のうちに幕を閉じた。

広報委員 株式会社アドヤン 橋本岳子