2021研修委員会

委員長 : 古川 昌弘

研修委員会事業方針

  • 経営者としての質を高める研修や見学会また講師を呼んだセミナー等を企画・運営をし、皆で共有できる有益な事業を行う。

主な事業活動

  • 全国中の会(横浜大会)講演 9月16日(金)
  • 一般者・経営者向け研修会

2023年1月30日
横浜中法人会青年部 お正月記念講演「宮司に学ぶ伊勢山皇大神宮・横浜の歴史」を開催

1月30日(月)、伊勢山皇大神宮記念館において、お正月記念講演「経営者研修会」が開かれ、会員ら96名(ZOOM配信無し)が参加した。(▼続きを読む)

この研修会は、本会との共催事業として青年部研修委員会(古川昌弘委員長)が企画した、非会員も参加自由の研修会であり、研修委員会が開催した事業の中では最大規模となった。

 

今回は、横浜総鎮守・伊勢山皇大神宮宮司の阿久津祐司様をお招きし、宮司に学ぶ伊勢山皇大神宮・横浜の歴史と題して「横浜の歴史を知り、横浜の多くの著名な経営者との交流をお持ちの阿久津宮司より、神社運営、横浜に対する思いや経営者としての姿勢を学ぶ」をテーマに開催された。

 

阿久津宮司の講演会に先立ち、神楽殿において神楽が行われ、厳かな空気の中、雅楽の音色と共に巫女舞を拝見し、今年の横浜中法人会と参加者の益々の発展を祈願した。個人的には初めての経験であり、日本古来の伝統儀式の神々しさを間近で見ることができ、大変に身の引き締まる思いだった。

 

神楽の後、会場を記念館へと移して講演会の開催となった。古川研修委員長のご挨拶のあと、阿久津宮司のご講演が行われ、伊勢山皇大神宮の由緒ある歴史や、過去の失敗談からの現在の在り方など、大変貴重なお話を聞くことができた。特に驚いたのは、市や民間からの支援を手厚く受けた結果、ホテル経営により利益を追求して経営が悪化、結果として破産をしたという事実、その後、数々の困難を乗り越えて破産から再建し、現在に至る過程の苦労話など、会社の経営に参考となる多くの学びを得ることができた。

 

そして阿久津宮司の御言葉の中で企業人として心に響いたのは、本業を大切にする、という強いメッセージだった。利益を追求することで会社の柱となる本業を見失い、軸がぶれることで失敗につながる、当然のようで忘れがちな事を改めて教えられ、会社経営の原点を見つめ直すきっかけを与えられた。

青年部会研修委員会 有限会社マックスアート 山崎雅俊

2022年10月12日
横浜中法人会青年部 社会貢献委員会と研修委員会の共催
「健康経営事業」を開催

3年ぶりとなるバス研修を兼ねた事業を10月12日に、青年部・社会貢献委員会(澤田祐巳委員長)と研修委員会(古川昌弘委員長)の共催で、千葉・リソルの森で開催した。(▼続きを読む)

社会貢献委員会は「健康経営事業」の一環として、リソルの森のアドベンチャーコースでのトレーニングと会員の鈴木智晴さんが講師となりストレッチ・体幹トレーニングで汗を流した。研修委員会からは、同じく会員の白石徳宏さんを講師に招いて、キャンプにまつわるノウハウなどをメインに研修会として、午前・午後の二部構成で行なった。36名が参加。

日頃フィットネス講師などを営む鈴木智晴さんは「日頃のストレッチが大事。30分という短い時間ですが、普段使わない身体の部位などをストレッチして体幹を強くすることを今日のお題とします」などと話し、参加者らも「日頃スポーツジムなどには行っているが、ストレッチの重要性を感じた」などと感想を述べていた。

また、アウトドア商品の販売等を営む白石さんは「BBQはまずは自ら楽しむこと。焼いたり煮込んだりする際に、焦げたらフォローができないので、低温で焦げる前に確認することや、時間に追われないことがそもそもアウトドアの魅力の一つ。紐の結び方や飯盒で炊くご飯なども災害を備えたケースバイケースで知ることが必要」などと実演を交えながら語っていた。

お昼はBBQを、夜は和食処翠州亭で和食を満喫。3年ぶりとなる終日事業で、マスク会食ではあったが、「みんなと集まれて食事してお酒を飲みながらはやはり楽しい!」と声が上がっていた。朝8時に関内駅に集合して、夜22時に横浜駅で解散。久しぶりのバスの研修ツアーはやはり楽しい。青年部内でも、コロナ禍で都度企画を変更して二転三転する3年も、そろそろアフターコロナでリアル開催!にしたいものだ。

今後もコロナ禍等で振り回されることがあるかと思うが、まずはやる!という勢いも大事と思える機会だった。

青年部会副部会長 福井二郎

2021年12月17日
青年部会経営者研修会 「かけ声だけで終わらせないDX ~ITを活用した業務改革と事業再構築~」を開催!

去る12月17日(金)、税経センターで「青年部会経営者研修会④」が開かれ「かけ声だけで終わらせないDX ~ITを活用した業務改革と事業再構築~ 」というセミナーに会員40名が参加した。このセミナーは、親会の研修委員会(古川昌弘委員長)との共催により、会員各社の経営の一助となることと交流の場として行われている研修会。 今回の講師は 【第1部】NTT東日本-南関東神奈川事業部 企画部経営企画担当 担当課長 小野寺 円 氏 【第2部】株式会社ライトアップ執行役員 杉山宏樹 氏 にて開催された。

2021年10月22日
青年部会経営者研修会 「たいして怖くない破産手続き~破産しても身ぐるみはがされるわけではない~」を開催!

去る10月22日(金)、税経センターで「青年部会経営者研修会③」が開かれ、会員ら00名(会場00名Zoom00名)が参加した。このセミナーは、親会の研修委員会(古川昌弘委員長)との共催により、会員各社の経営の一助となることと交流の場として行われている研修会。 今回は弁護士法人常磐法律事務所の代表弁護士、常磐 重雄さんを招聘し、「たいして怖くない破産手続き~破産しても身ぐるみはがされるわけではない~」と題したテーマで開催された。(▼続きを読む)

冒頭、古川委員長より「もちろん破産はしなければしないに越したことはないが、破産するとどんなことが起こるかを知り、準備をしっかりしたうえで経営を続けるほうがよいということで今回の講演会を開催しました。今後の経営の糧としていただけたら幸いです」との言葉があり、講演会が幕を開けた。
常磐さんの講演は、漫画やテレビドラマなどの脚色によって誤ったイメージを抱きがちな破産について「正しく知って正しく恐れよう」という提言から始まり、まず初めに破産にまつわる基本的な知識を紹介。
30分を過ぎたころから法人の場合と個人の場合に分け、破産の詳細について、よくある質問を取り上げたケーススタディとなった。法人の場合は「今あるお金で従業員の未払い給料を払ってもいいか?」「今あるお金で銀行以外の取引先に支払っていいか?」「破産した後、個人、また別法人で仕事を受けてもいいか?」など。また、個人の場合は「保険はすべて解約しなければならないか?」「親や妻に債務の連帯保証人になってもらっているがどうなるか?」「競馬とパチンコで借金を作ってしまった場合でも破産はできるか?」など。常磐さんはいろいろな質問に、ご自身が実際に取り扱った事例の話も交えながら、非常にわかりやすく解説された。
質疑応答の時間では「海外にある資産についてはどうなるのか?」「破産された側になった場合、なんとか回収する方法はないか?」「株式投資、FX、先物取引などの理由で破産はできるか?」といった質問が寄せられた。常磐さんがそれら一つひとつの質問に丁寧に回答し、講演は終了。
最後に福井副部会長が「講演を企画したときはセンセーショナルなテーマだと思いましたが、常磐さんの説明によって過度に破産を恐れることはないことがよくわかって、安堵感が得られたと感じております」と本日の成果を語られて講演会は閉幕。「目からウロコ」の内容に、参加者は皆一様に破産に対する認識が変わった様子だった。

2021年7月30日
青年部会経営者研修会「銀行取引にまつわる中小企業経営者の勘違い」を開催!

去る7月30日(金)、税経センターで「青年部経営者研修会②」が開かれ、会員ら44名(会場26名 zoom18名)が参加した。このセミナーは、親会の研修委員会(古川昌弘委員長)との共催で行われ、会員各社の経営の一助となることと交流の場として行なわれている研修会。 今回は株式会社古田土経営・税理士法人古田土会計の森尾 勝俊さんを招聘し、コロナ禍における銀行取引のポイントについて「銀行取引にまつわる中小企業経営者の勘違い ~アフターコロナの銀行取引のポイント~」と題したテーマで開催した。(▼続きを読む)

冒頭、古川委員長より、「我々中小企業にとっては大切な内容だと思いますので、ありがたいと思っています。中小企業で一番厳しいのは資金繰りだと思います。代表者保証のことも含め、中小企業としての資金調達のことを詳しく聞けると思い楽しみに来ました。」
三上副委員長より「講師の森尾様は、資金調達コーディネーターとして最適な資金調達方法としてのコーディネーターをなさっています。」との会社紹介からスタートした。
講演は、銀行を取り巻く環境についてのお話から始まり、「平均月商の3ヶ月分の預金」「半年後の預金を言えるようにする」「金利に目を向けない」という3つのキーワードについて普段は聞けない銀行の本音についても目からウロコのお話を頂戴した。
さらに、アフターコロナでの銀行取引のポイントとして、「銀行から見て良いお客であり続けること」について詳しくお話を頂いた。銀行の置かれた状況をもとに、会社の規模感によって、どこから借りることが重要であること、また、借り入れ本数を増やさない、繰り上げ返済は実は喜ばれないことなど見逃しがちなポイントを多数教えていただいた。
質疑応答の時間では、参加者との意見交換が活発になされ、特に個人保証の外し方などについては具体的に踏み込んだ白熱した議論になり、時間を大幅にオーバーして終了した。
最後に永岡部会長から「中小企業の経営者にとって本当に大事なお話を頂戴しました。私自身も気づかせていただきました。最後にお話いただいた、仲間が大事というお話についても、法人会はまさに仲間作りの場でありますので皆さんも大切になさっていただければと思います。」と謝辞を述べていた。
今回私はオンライン参加であったが、画面を通した向こう側でも現場の熱い空気感を感じる有意義な時間であった。

2021年6月25日
DX(デジタルトランスフォーメーション)を学ぶ「青年部経営者研修会」を開催!

去る6月25日(金)、税経センターで「青年部経営者研修会」が開かれ、会員ら約30名が参加した。このセミナーは、親会の研修委員会(古川昌弘委員長)との共催で行われ、会員各社の経営の一助となることと交流の場として行なわれている研修会。今回はChatwork株式会社のDXソリューション推進部部長の桐谷豪さんと同社コミュニケーションスペシャリスト萩原彩さんを招聘し、低コスト・少人数で無理なく実現する「中小企業のDX」のポイントと題したテーマで開催した。(▼続きを読む)

冒頭、青木副委員長より「Chatworkは弊社で導入して5年以上経ちます。導入が簡単でありながら今や社内の重要なコミュニケーションツールとなっております」との会社紹介からスタートした。
講演は、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何かについての説明で、名の通り「デジタルを用いて会社やビジネスが変革する」ということだが、統計上、顧客価値の向上につながることが最も重要。デジタルファーストやデジタルシフトが可能な領域、そして、リモートテック カオスマップ2021年度版の紹介などのお話をいただいた。
また、Chatwork社のDX向けおすすめサービスを実例を交えて8種類ご紹介いただき、ROI(投資利益率)からKPI(重要業績評価指標)を重要視する傾向にあることや、導入する際には「リーンスタートアップ方式(安く早くトライアルできるサービス)」が有効であると説明がなされた。
質疑応答の時間では、参加者との意見交換が活発になされ、既存の導入企業様のより深いDXの取り組みへ意欲的な姿勢や、価格改定が多い理由、良いサービスを見分けるために取引先や取引先数を確認するというポイントなども共有がなされた。
講演の来場者も熱心にメモを取り、あっという間に終了。謝辞で福井担当副部会長から「講師の方々のような20代で最前線にいる立派な人たちがいるのを感嘆させられた。IT関連で出遅れた日本も捨てたものでない気概を感じた。自社ではDXの事業はやめておこうかな」と冗談を交えながら謝辞を述べていた。
Chatwork社では現在、99%出社禁止でほぼリモートワーク、女性の働きやすい環境づくりも高いレベルにあり、働き方改革を実現できていることにも感銘を受けたセミナーであった。