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三上 章彦
インタビュー 2013年6月
中区の方って……責任感というのでしょうか、「中区民」というのに特別な誇りを持っていらっしゃる。
横浜市中区長
三上 章彦
PROFILE
昭和32年3月生
職歴
昭和57年4月 横浜市入庁
平成15年4月 子育て支援事業本部地域子育て支援課長
平成17年4月 健康福祉局総務課長
平成20年4月 都市経営局政策課長
平成22年4月 こども青少年局緊急保育対策担当部長
平成25年4月 中区長

──この春、区長に就任されて、中区の印象はいかがですか。

驚いたのは、中区の方って、住んでいる所への愛着がすごいですね。他の区の方も地域には愛着はお持ちですが、中区は横浜市の玄関口で、お客様に好印象を持っていただけないと横浜全体のイメージがダウンしてしまう。その責任感というのでしょうか、「中区民」というのに特別な誇りを持っていらっしゃる。

──中区は横浜の中心的な区と言えますからね。

横浜は、あるアンケートの「住みたい街」では3番目ですが、「住んでよかった街」では1番なんですよ。

──それはいいですね。いいです(笑)。横浜で中区長になられるまでは?

北海道で生まれて、横浜に来て、大学に行って、横浜市に入庁しました。最初は戸塚区役所に配属されて、国民健康保険の仕事。その後、係長試験にやっと受かって(笑)保土ケ谷保健所に係長として行きました。福祉局では、地域ケアプラザの整備、ちょうど介護保険が始まる前夜でしたから、福祉サービスの基盤整備を。前市長の時に、事業本部制を初めて採り入れたんです。大手の企業では事業部門ごとに課題を与えていますよね。そのやり方で、子育て支援事業本部が出来て、そこで保育所の待機児童1、290名を353名までには出来たんです。その後、林文子市長に替わってから待機児童解消プロジェクトに入って、部長として対策をやってました。福祉衛生には27年か28年、携わってましたね。

──今、ずいぶん問題になっていますが、横浜では待機児童ゼロになったのですよね。

限りなくゼロに近くなった。プロジェクトでは、部長と言っても、営業に回るんです。束にした名刺を持ってアポ無しの飛び込み。保育園に「費用の助成制度がありますから定員を増やしてください」って。アポ無しで行くのは……、あ、(企業人の)皆さんのほうが詳しいですね(笑)。市の部長が来ると言うと構えられて断られたり、営業にならないです。いきなり行って、園長先生がいなければ、補助金の申請書とか置いてくると何らかの反応がある。

──ゼロというのは難しいですね。一方ではいっぱいでも他方では空いているとか。

そうですね。その地域を知っているのは区役所ですから、区長を先頭にずいぶん頑張っていただきました。保育園の利用申込者は右肩上がりで増えています。若い方は男性の給料だけでは厳しい場合もあります。女性も働きたいと思う人が多く、また、大学で培ったスキルを実現したいという意欲も高くなっています。子どもを預ける場所が必要です。幼稚園や在宅子育ての人から見ると保育園の人だけが税金をいっぱい使っているという見方もある。在宅の支援も、総合的な子育て支援をやっていくのが最終的な目標です。
 いま、待機児童数が少なくなっているので横浜に引っ越してくる人が増えているとか。横浜で子育てして働いて、税金を納めてくだされば、ありがたいことですから、保育所を作る効果はいろいろとありますね。横浜の街のにぎわい、経済活性化に貢献できればと思います。

──みなとみらい線が副都心線とつながって、訪れる人が増えたと聞きます。

 中華街などは、土日は歩けないくらいたくさん来ていますね。この勢いを消さないようにしないといけないです。今年は「みなとみらい21」事業を始めてちょうど30周年。ランドマークが20周年。この夏はにぎわいを作っていきたいと思ってます。前区長からは「土日はあまり休めないかもしれないよ」と(笑)。

──中心的な区といわれる中区の中でも様々な地域がありますね。これからはどうなっていくでしょう。

おっしゃるとおり、観光施設がいっぱいあり、工場もあり、閑静な住宅街もあって、寿地区もある。にぎわいを作るのは、区役所だけでなく、地域住民、地元の産業界の方が連携していくことが必要ですね。もう1つは、福祉の問題。山手の閑静な住宅街も高齢化は進んでいます。寿地区は、日雇い労働者の街から今では高齢者の街になっています。福祉のニーズはますます高くなっていくかと思います。寿の地域作りを検討していますが、福祉の充実も必要ですし、将来どのような街にすべきか議論していきたい。行政だけでなくてNPO法人の力などもお借りしていきたいですね。

──中法ニュースでも以前取材させていただきました(2009年4月号岡部友彦氏インタビュー)。地元の事業者では近隣のローソン店舗が食事提供で協力していますね。

販売期限が切れ、かつ消費期限が切れていない食品を寿の食堂に提供しています。介護サービスの事業所もかなり増えていますのでそういう面の(事業者の)お力添えもありがたいですね。

──多岐にわたるお仕事でお忙しいと思いますが、プライベートはどのように?

ラグビーが好きです。高校に入ったら、体育の教師がラグビーやっていて「三上、ちょっと来い。ラグビーやれ」(笑)。戸塚区役所でラグビー部を作って、オール市役所のラグビー部と試合して、1回も勝てなかった(笑)。でも、好きでね。今でもよく見に行きます。あと、料理はよく作ります。妻が出版関係で働いていて帰りが遅いんですよ。結婚したときから晩ご飯は先に帰ってきたほうが作る約束で、ずうっと私が作っている(笑)。料理はストレス解消にもなりますね。子どもはいないですが、猫がね、いま8匹います。

──それはすごいですね。

捨て猫拾ったりとかで。野良猫の世話をしているグループが(生まれた子猫を)「三上さん、里親が見つかるまで預かって」って、それっきり、とか(笑)。(容貌から)「もらい手いないかなあ」という猫もいるんですけど、同じ命ですからね。でも、8匹は多すぎ。猫だらけ。私の給料の半分は猫のえさ代じゃないかな(笑)。去勢手術もメスは入院するので1泊8、000円とか、人間のホテルより高い(笑)。白内障になって、足腰が弱くなって、尿毒症とかで入院して、人間と同じですね。安楽死はかわいそうですから、最期は在宅で看取る。猫のお骨がうちには3つ。

──長年携わってこられた福祉を、ご自身が実践されていますね。

いやいや。北海道で父親が独り暮らししていたので、私は横浜でいっしょに暮らしたほうが安心だと思って呼んだんですけど、こちらには友達もいないでしょ。親父は「本当は行きたくないけど、息子がせっかく言ってくれたから」って思ったんでしょう。「地区センターにいけば好きな将棋できるよ」って言ったけど、70歳過ぎて新しい友達を作るのもめんどうなんですかね。酒飲みながらテレビばっかり見てて、つまんないって北海道に帰っちゃった。呼び寄せても、本人にとっては辛い面もあるかと思いますねえ。(後に北海道の自宅で)倒れて、私が行ったときは意識はあったのですけど、その夜、急変して亡くなっちゃったんです。

──そうでしたか……。都筑区はカフェを作って「呼び寄せ高齢者」への取り組みをしていますけれど、中区ではいかがですか。

中区はまだないですかね。昼食会に来てもらったり、敬老月間に訪問したり、接点を増やしながらだんだん(人の集まる場所に)脚を運んでもらえるような仕掛けをしていくのがいいですね。栄区では、すでに人口減少が始まって、高齢者がお互いを支え合う取り組みをやっています。自立しようとする意志を大切に、体が弱ってきてもまだ使える能力を使うこと、自分たちで支え合う力のほうが(行政サービスより)持続性が高いのです。主役は自分たち。そこに行政が支援をする。保健師など専門的な支援、情報、集まる場所の提供、財政、この4本が柱です。そういう取り組みが各所で始まっています。行政、民間企業、地元の住民、NPO法人、いろいろな組み合わせの中で良い答えを出していく。そうした街づくりを中区でもしていきたいと思っています。

──ほかに中区民の皆様にメッセージありますか。

「去年より今年、今年より来年はまた良くなった」と、言っていただけるように、住民の方といっしょにやっていきたいと思います。もっともっと話したいことはあるんですけど、3日くらいかかっちゃう(笑)。

──連載シリーズにできなくて残念です。

横浜市中区長室にて(4月22日取材)
インタビュアー 植草・笹部・大川

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