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新・横浜経済季評

【2013.03】生かそう埼玉・横浜直通運転

横浜経済にとって今年の大きなインパクトは何と言っても埼玉と横浜のアクセスが乗り換えなしの直通電車でつながることだろう。3月16日は間もなくやってくるが、今回の相互乗り入れは単純ではない。西武池袋線、東部東上線、が埼玉側から東京メトロ、東急東横線、そして、みなとみらい線と5社の鉄道会社が協力し合うことによって実現することになったもので各社の利害を超えた協力とメリットを利用客へサービスの向上という顧客満足を最重点に考えた結果の賜物と高く評価したい。

時間短縮は80分台から70分台に10分くらいの短縮ということであるが飯能市、所沢市、あるいは川越市から乗り換えなしで横浜や、みなとみらい、元町・中華街に来られるということは大きなメリットである。もちろん、相互運転ということは横浜から埼玉県の各地にも気軽に行けるということであるが、街の魅力の強い方に吸引されると思うだけに、横浜にとっては近年にないビジター人口の増加、昼夜間人口差の改善、商業売り上げトンプソン指票1.0( 人口一人当たりの全国平均と横浜市の人口一人当たり売上との比較で、横浜市は0.98)に向けての改善が図れる可能性があり、横浜にとっては久々のインパクトのある交通インフラ改善と言える。

受け入れ態勢の息吹活発

直通運転を意識した結果とは言えないと思うが、よく見ると横浜の商業施設も手ぐすねを引いているように感じられる。横浜駅東口の地下街はリニューアルが完了し、デパートの方もリニューアルが完了している。その横のベイクオーターも15店舗が今春までには一新するということだし、西口のデパートも50年ぶりの大型リニューアルをもうすぐ完了するということである。また、横浜駅は年中工事をしているという批判もあるが、西口の駅ビルは建て替え工事のための解体工事が始まった。当然、駅周辺の開発が進めば、周辺も活発に動いており、鶴見駅ビルのオープン、新横浜駅高架下飲食店の改装オープン、地下鉄センター北駅ショッピングセンターの改装オープン、さらには、横浜線鴨井駅前の大型ショッピングセンターもリニューアルに入るという。そして、川崎駅周辺も震災で使えなくなっていた音楽ホールは改良工事が完了し、音楽の街川崎が再スタートするということだし、ショッピングゾーンも駅に隣接する市所有の土地を活用してホテルやコンベンション機能を計画しているということで、駅前の魅力がさらに向上するということである。

激しさを増す集客競争

首都圏商業施設の集客力ランキングが新年早々発表された。日経リサーチが1万5千人を対象に調査したものであるが、「渋谷ヒカリエ」がトップ、横浜駅東口のデパートは昨年の18位から7位にランクアップしリニューアル効果が出たようで健闘した。西口のデパートはリニューアル中ということもありスカイツリーの「東京ソラマチ」に次いで14位だった。その中に、昨年11月に開店1周年を迎えたJR辻堂駅前の「テラスモール湘南」が25位に入ったということで驚かれている。2000万人の来館者で400億円の売り上げを目標としたが、予想をはるかに上回り来客数が20%近く上回り、売り上げは509億円で27%も上回ったという。辻堂駅周辺の定住人口は4万人と言われているだけに、商圏がかなり広くなっていることが分かる。東京は「ヨドバシAkiba」とか「ダイバシティー東京プラザ」さらには復元で美しく生まれ変わりホテルや駅中店舗の充実した「東京駅」、その向かいに完成した中央郵便局後の「JPタワー」は38階建であるがこの中にもショッピングや飲食のフロアがあり話題をまいている。まさに、集客競争とも言える新しい商業施設が目白押しで、東京パワーに対抗するのは大変である。

横浜のインナーハーバーリングは“ディズ二ーランド”である

東京の活力には及びもつかないかもしれないが横浜も打つ手なしとあきらめているわけではない。最近の話題を拾ってみると、「カップヌードルミュージアム」は2011年9月オープン以来11カ月で入場者が100万人を超え人気施設になっている。昨年12月にはかながわ観光大賞グランプリを受賞した。カップヌードルは今や国民食となっているが、博物館になるという意外性が人気の要因かもしれない。従来の博物館という概念にとらわれていない発想には脱帽である。

次に大きな人気施設となっているのが昨年7月にオープンした「原鉄道模型博物館」である。横浜駅から徒歩で行ける近さにあるということもあり、大きな人気施設となっている。単なるジオラマではなく本物そっくりの模型電車に大人も子供も魅了されてしまうということである。原さんという個人のコレクションということであるが、趣味が高じて何十年もかけた収集と製作の結果ということで横浜にとってはありがたい施設と言えよう。

また、今年の秋には大型の結婚式場がみなとみらいにオープンするということである。100億円という大型投資の施設だけに大いに期待したいところである。さらに中華街は今や横浜が世界に誇る中華料理、中華食材、中華機材が集積した街で、中華街発展会320社を代表する会長は埼玉からの集客に早くも期待を寄せているということであるが、この3月には3階建の「横浜博覧館」がオープンするということでどんな施設か楽しみである。先頃の新聞に「ミナト横浜で山登り体験」という記事があった。エッ!と思って読んでみると、そこは日本大通りだというからさらに驚いた。スポーツ用品、スポーツウエア、スポーツ体験の専門店が3店舗集積しているというのである。体験店ではフリークライミングで最近人気の出ているボルダリングが出来るというわけである。

このように魅力的な施設が次々とこの地域に集積する半面、予定通りとはいえ昨年のジャックモールの閉店、劇団四季のキャッツシアターの閉館といった事もあり、みなとみらいも安心はできない。しかし集積施設というわけではないが、我が国が世界に誇る2大プラントメーカーが2社ともみなとみらいに立地している事も素晴らしいことである。両社とも海外事業がメーンということでまさに国際的ビジネスを展開をしている。それだけに、来社する関係者はかなり多く集客に大きく貢献している。もちろん日産本社、ゼロックスの研究所、住友スリーエム本社等インナーハーバーリングは横浜のディズ二ーランドとも言える多様な魅力に満ちている。そして、TDL同様常に変化し、常に新しい魅力が加わり、リピーター客を魅了している。TDLはこの30年常に右肩上がりで入園者が毎年2、500万人を超え昨年末には売上高も年4、000億円に迫る勢いである。

中華街発展会会長は世界遺産の候補になっている鎌倉との広域的連携も欠かせないと言っているが、みなとみらいと他地域との交通インフラなども検討する必要があろう。

横浜市はこの地域のさらなる魅力アップのためにインフラ整備基本計画を作成すると発表している。その充実と変身ぶりに期待をしたい。

横浜はCS(顧客満足)でも勝負

昨年8月、「もう一度泊まりたいホテルランキング」という記事が週刊ダイヤモンド誌に掲載された。何と全国1位、2位のホテルがみなとみらいのホテルだった。数あるホテルの中で、しかも東京には御三家、新御三家、さらに新新御三家ホテルと豪華なホテル、大きなホテル、有名ホテルが沢山ある中で消費者調査の結果、横浜ロイヤルパークホテルが1位、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが2位とヨコハマが上位を独占した事は実にすばらしいことであった。まさに顧客満足(CS)が高いということで誇りにしていいことである。豪華なホテルにすることは投資をすれば可能なことであるが、CSの水準を上げることは、客扱い、料理、清潔、快適さと千差万別の顧客要求に応えなければならず両ホテルのソフトなシステム、そして、社員の努力には敬意を表したいと思う。このように、集客には施設だけではなく顧客満足という施設の力を生かすソフトな対応力が問われるし日常的な努力が欠かせない。個々の施設や店舗、観光案内、来街者に対するホスピタリティーすなわち日本語でいえば、あらゆるお客様をもてなす迎賓道とも言うべき横浜の顧客満足向上策があって初めて集客効果を具体的成果に結びつける事が出来るのではないだろうか。

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