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公告の掲載について
笹原 延介 氏
インタビュー 2020年4月
「つながる地域の放送局」を理念によりよい地域社会づくりに貢献していきます。
株式会社横浜マリンエフエム 代表取締役
笹原 延介 氏  
PROFILE
生年月日/S41年2月27日。出身地/神奈川県横浜市中区。経歴/2003年7月:音楽制作会社バンブー設立。2018年9月:株式会社横浜マリンエフエム設立。趣味/お神輿、バンド、音楽鑑賞。

──●コミュニティ放送局「マリンFM」は、昨年8月26日に開局しましたが、まず設立の経緯を教えてください。 

そもそものきっかけは、2011年の東日本大震災になります。地震発生の3ヵ月後に福島を訪れたときに、地域のラジオが地元の方々の大切な情報源になっていました。どういうことかと言いますと、全国区のメディアが、震災で亡くなった方、不明の方の人数などについて放送をしている一方で、地域のラジオでは今日、給水車はどこに来るか、仮設のお風呂がどこに設置されているかといった放送をしていることを知りました。町名まで報せてくれる、暮らしに密着した、暮らしに必要な情報が市民を支えていたのです。コミュニティ放送局の方ともお話しをさせてもらい、防災においてコミュニティ放送局の必要性、果たす役割は大きいという思いを強くしました。

──●そして、コミュニティ放送局の準備にとりかかったのですか。

私は中区本牧で生まれ育ちましたが、横浜で戸塚区や青葉区にはコミュニティ放送局はありましたが、私の地元にはなかった。中区は海に近いし崖も多いエリアです。万一の際のことを考えると、このエリアには身近な情報を発信する放送局が必要だと思いました。また私は子どもの小学校、中学校でPTA会長などもやらせていただいた経験があり、地元への愛着も強いものですから、地域貢献の思いを実現させるためにも、2013年に「横浜マリンFM開局準備室」を立ち上げました。

──●開局までに約6年かかりましたね。

無謀だと言われたこともあり、紆余曲折ありましたが、地元の本牧リボンファンストリート商店会が設置したコミュニティカフェ「HOMMOKUBASE(ホンモク ベース)」内に、商店会のご協力も得て準備室、スタジオを設け、独自の番組をインターネットで公開するなどして準備を進めてきました。開局まで時間はかかりましたが、一緒に頑張ってきてくれたスタッフ、地域、商店街の皆さんに感謝です。「マリンFM」という名前は、子どもから高齢の方まで誰にでも分かりやすい名前がいいと考え、また地域の人々、リスナー、そして私たちが一緒の船に乗っていく仲間、という意味を込めて名付けました。

──●開局から半年経った現在、本牧のほか2つのサテライトスタジオからも放送を行っていますね。

石川町スタジオ、ハンマーヘッドスタジオを立て続けにオープンしました。中区というのは、その街ごとエリアごとに特徴があります。そういう街の魅力をどんどん出していきたいと思っています。ですから今は3カ所ですが、できるならもっと拠点を増やして、多彩な地域のカラーをお伝えしていきたいですね。開局してからわかったことですが、リスナーは地元の皆さんもさることながら、沖縄や北海道の方も少なくありません。アプリを使って聴取してもらっていますが「ヨコハマ」への関心、興味というものは全国区だということを再認識しました。地元の方をはじめ多くの方に「ヨコハマ」の魅力も発信していきたいです。

──●どのような番組を放送しているのですか。

地域のイベントや観光情報、商店主や行政関係者が出演する番組、学校行事、音楽番組などを24時間、放送しています。防災のために立ち上げたとはいえ、すべての番組が防災一色になったら誰も聴いてくれないと思うので(笑)、地域の放送局ならではの在り方を追究して、ファンを増やし、信頼度を上げて、いざという時に周波数を合わせてもらえるような局にしたいですね。

──●パーソナリティの皆さんも非常に多彩ですね。

 ミュージシャン、俳優、ショップオーナー、落語家、主婦、医師など横浜が好きで、中区が好きで、地域の活性化に一肌脱ごうと思ってくれている皆さんです。私は元々音楽関係の仕事をしていて、現在も音楽制作会社を運営しています。そこに所属しているギタリストが福島出身で、以前から福島でキャンペーンなどに行っていた縁で、震災後も「福島を応援しにいこう!」ということで私も同行し、冒頭でお話したような、コミュニティ放送局との出会いがあったのです。音楽関係のネットワークや地元のつながりをはじめ、さまざまな出会いとご縁で、現在多くの方がマリンFMを支えてくださっています。

──●開局後のエピソードなどはありますか。

開局してすぐに中区と防災協定を締結し、災害時には一般的なテレビやラジオでは伝えるのが難しい身近な被害状況などを発信するといった役割を担うことになりました。すると早々に9月8日に台風15号がきて、翌月12日は台風19号という近年稀な大型台風に見舞われ広域に渡り大きな被害が出ました。マリンFMも開局してすぐに、その存在意義を問われることになり、スタッフ総出で24時間態勢で中区と情報をやりとりしながら、避難勧告や避難所の状況を放送し続けました。19号のときは英語や中国語など外国語のアナウンスも行い、しっかり対応できたかなと思っています。また区長にも陣中見舞いにおいでいただき、地元の放送局への期待を感じさせていただきました。

──●今後の抱負などはありますか。

やはり私たちは「つながる地域の放送局」というのがコンセプトですから、まず放送のクォリティを維持、向上させていくことを心がけています。今はまだ開局から半年なので、とにかく続けていくことに必死な面もありますが、リスナーをはじめ、「面白い」「ガンバレ」という応援の声も多くいただき励まされています。

──●今年はオリンピックもあります。横浜で開催される競技もありますね。地元の放送局としての盛り上げも考えていますか。

ラグビーもそうですが、スポーツによって地域も盛り上がります。横浜ではサッカー、野球、ソフトボールが行われますが、どんどん取り上げていきたいと思っています。日本だけでなく対戦国のチームや国の情報なども発信して、楽しくスポーツ観戦していただけるようにしたいですね。オリンピックにかぎらず地元出身のスポーツ選手などにもスポットをあてていきたいと思います。

──●笹原さんは音楽が専門分野ということで、音楽関連の番組等いかがですか。

番組の選曲や編集などは、本職なので楽しいですよ。横浜は音楽シーンが根付いているので、いずれは音楽関連のイベントにもつなげていきたいという夢もありますが、まずは放送事業として安定させることが優先です。

スポンサーもまだ足りているとは言えませんし、地域の方々にも応援していただきたいです。ホームページでは「マリンサポーター」を募集し、多くの方に参加していただき、育てていただきたいと願っています。

ハンマーヘッドスタジオにて(1月21日取材)
インタビュアー 相澤・大内

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