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竹内 一夫 氏
インタビュー 2018年05月
我々人間は駅伝のマラソンランナーといっしょ。親からもらったバトンを次の子どもに、そして孫にわたす。そのために世の中に生を受けたんだと思う。
NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター理事長
竹内 一夫 氏  
PROFILE
竹内化成株式会社 代表取締役社長。認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター 理事長 初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会 まちづくり推進部会 部会長。神奈川ボランティアサポート連絡会 委員。初黄日商店会 顧問。

──●黄金町エリアマネジメントセンターの理事長としてのお話を伺いたいと思います。どんな組織でしょうか。

前段階に、初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会というのがあった。黄金町は、阪神淡路大震災前は風俗店が100軒くらいあったのが、京浜急行線の高架ガード下にあった風俗店を京急が全部出したんです。ピーク時は258軒まで広がっちゃった。

──●かえって増えてしまったのですね。

高架下だけにあったのが両脇の道路に広がったんです。そんな中で(警察が)バイバイ作戦を2006年から始めて、9人のおまわりさんが3交替24時間体制で街角に立って警備をしていただいた。警察の手入れの時には、その情報が漏れて店を閉めちゃう。そんなことで、警察、横浜市都市整備局、文化観光局、中区、そして地域で、街をなんとかしなくちゃいけないと、初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会が動き出して、2年たって、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターを作った。違法風俗飲食店(だった所)を横浜市が借り上げてNPOが管理していく。管理していくだけでなく、どういう形で街おこしをするか。日本全国、海外にも呼びかけて、アーティストを招聘して、黄金町バザールというイベントを打ったわけです。画家もいれば彫刻家も建築家もいて、いろんな作品を制作する。だいたい秋に、短くて1か月間ちょっと、(現代美術展の)横浜トリエンナーレがある年は(開催期間に合わせ)3・4か月間やるのですが、その前の1・2ヶ月間は、作品を制作しているところを来訪者の方々に見てもらう。今年の開催は、9月21日(金)から10月28日(日)までです。7月ぐらいから海外の方も来ます。今年は海外の人たちが安く泊まれるように、ガード下にオープンカフェを併設したトレーラーハウスみたいな移動式の簡易ホテルが出来ます。

──●黄金町バザールは始まったのが2008年、ちょうど10年ですね。今、ガード下を歩いてきたら、いろいろなスタジオがありました。9月の開催までは前段階としてイベントもあるんですね。

アーティストの作品市みたいのを毎月やっていたんですが、今年から季節の節目に合わせて年4回やろうということで、大岡川桜まつりがスタートです。風俗店の跡ばかりでなく、川を使ったイベントとかも。我々が小さい時はヘドロで臭いというイメージだったけど、今は底も見えるようになったし、最近は水辺がすごく注目されています。(なかでも)SUP(サップ)ですね。

──●サップ?

スタンドアップパドル。ウインドサーフィンみたいに立って操縦する。レースもあり、はやってます。クラブがあって、専門にやられる方がこの地域に入ってきて盛んに活動されるようになった。当NPOはそういう方々が来やすくしているわけです。

──●地域一体となった環境作りが大事なのですね。賛助会員は地域の企業や個人ですか。

この地域の人とは限らない。我々の運動を応援してくれる人。横浜市の役所の人もいるし、京急さんにもいます。

──●2017年度は、外務省の外郭団体である国際交流基金の地球市民賞を受賞されました。年に3団体だけ選ばれる賞ですね。受賞の経緯は?

地域に対する社会貢献、国際交流ということで。(国際交流基金によると)「黄金町エリアマネジメントセンターは……安心安全の回復と日常的な賑わいの創出を進めてきた。地域一帯が舞台のアーティストフェスティバル黄金町バザールの開催を中心に……またアジア諸国を中心としたアーティストインテリジェンス効果アッププログラムを積極的に行っており、外国につながりを持つ住民の多数暮らす同地域で……地域の可能性を日常的に模索し、真摯で地道な文化交 流を続けてきた」ということです。(黄金町バザール参加アーティストは)毎回20人くらいじゃないでしょうか。約半分が海外です。台湾、中国、韓国は毎年来ます。遠くはヨーロッパやアメリカからも。

──●ほう、海外の方が半分以上も。各国の言葉が入り乱れますね。

終わるまでの何ヶ月間でアーティストどうしも仲良くなる。黄金町の街の再生が成功している。海外からの視察はめちゃくちゃ多いです。台北の市長が視察に来て、「なんかメリットがあるからやるんだろう」って。海外の人から見ると、イベントやって収益が入るとか、自分の会社の商売につながるとか、そういうことがないとやらない。「この地域は誰もそういうことは言いません」と言うと、「信じられない」って。

──●まさに街のためにやっておられる。

街のためと、次世代の子どもたちのために。私はよく言ってるのだけど、我々人間は駅伝のマラソンランナーといっしょ。親からもらったバトンを次の子どもに、そして孫にわたす。そのために世の中に生を受けたんだと思う。だから子どもたち、次世代の人たちに住みやすい安全な街を残してあげるのが我々の使命だろうと思う。

──●いいお言葉ですねえ。竹内さんは中法人会でも活躍されています。青年部会に主にご尽力いただいて、6代目の部会長でした。副会長を12年。その後、組織委員長。法人会での活動はいかがでしたか。

(入会は)25歳の時だから、43年前。法人会は参加でなくて参画してもらうこと。顔出して終わりでなくて、何か役割を担ってもらう。来た人が、参画すると何かを得ることができる、そして楽しんでもらえる、そんな場作り。そういうことで青年部会長を引き受けたんです。引き受ける前、会員数が200人ちょっといたんだけど、総会に集まってくるのが15人くらい。「部会長をやってくれ」と言われた時、「なんでもやっていいか」と言ったら「いいよ」と言うので、「一度、青年部会を解散します」と言った。

──●解散?200人もいるのに。

そう、だって有名無実の組織があってもしょうがないでしょ。やりたい人たちだけでやり直そうというので、「今まで在籍していた人は残るならスポンサーいりません、新しく入る人は2人スポンサーつけてください」とした。それまで無料だったけれど、いくらか出して勉強しようというシステムにしなくてはいけない。初めて年会費を取って、2年目は月3000円にした。イベントでは、それまでは1万円の登録料と かだったので、「1万円持って行かないと行けない」と思うから来る人が少なくなっちゃう。人数分の会費を、来た人たちで使おう。スタートしたのは50人か60人だったけど、仮に30人出てきたら、50人の会費を30人で使えばいいわけ。来た人は勉強して、酒飲んで楽しんで、得をした。仕事で忙しくて来られないという人は、会社で仕事をしてもうけてるんだから、応分の負担をしなさい。それでだんだんみんなが集まってくるようになって、どんどん新人も増えた。それから、3委員会を作って各委員会に一つずつ事業をやらせる。自分の事業に協力してもらいたければ他の事業に協力しなさいということ。50歳定年制は、全法連が定年制を敷く前に、横浜中法人会が最初に敷いたんです。

──●いまの青年部の原型をつくったと言ってもいいですね。

あと報奨制度、アワード。頑張った委員会を表彰して、個人賞も作る。一生懸命やれば頑張った甲斐があるわけじゃないですか。定年制や会費を徴収したり、全国に先駆けてという形になったのではないかな。いろんな法人会の青年部が横浜に勉強に来ましたよ。

──●なるほど、黄金町のように、みんなが勉強に集まってくるのですね。その活動の原点はどこにあるのでしょう。

原点は青年会議所かなあ。

──●青年会議所(JC)でも理事長をなさっていますね。

いやあ、上に立つということは、それだけいろんな人にお世話になっているわけ。全員にうまく返せるわけではないけれど、新しい人たちにそういうことを学んでもらう。また受け継いでくれる人が増えることによって、地域にも社会に対する貢献にもつながる。その中で、長になったらどういう心構えでみんなを引っ張っていくか。委員会とかを活性化させるためにはどういうことをしていかなくてはいけないか。それはJCの中で学んだと思う。

──●それが後になって、法人会で青年部会を、今ではエリアマネジメントとして地域作りをされている。まさに若い人にたすきを渡して、バトンタッチをしていくということですね。これからの黄金町エリアマネジメントセンターはどんなことをお考えですか。

アーティストの永住計画をやっているんです。今は最長5年で卒業することになっている。市の施設を安く提供しているので、同じ人がずっと占有しているのはよくないから。民間の物件を自分の力で借りて、この地域のメンバーになってくださいというのが今後の大きな目標です。(アーティストは)若い人が多いですから、地域にとって若い人を入れるということは大きいと思います。これからいろんな可能性がある。

──●今年はぜひ黄金町バザールに行ってみたいですね。ますますご活躍を期待しています。

竹内化成(株)にて(3月13日取材)
インタビュアー 中野・植草

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