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岡村 信悟 氏
インタビュー 2017年5月
ベイスターズは、地域にとって、公共財。皆さんのものなんです。
(株)横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長
岡村 信悟 氏  
PROFILE
(株)ディー・エヌ・エー スポーツ事業部部長。(株)横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長。(株)横浜スタジアム 代表取締役社長。昭和45年1月生 東京都出身。平成7年3月東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。平成7年4月 郵政省入省。平成15年8月 総務省情報通信政策局地域通信振興課地方情報化推進室課長補佐。平成17年5月総務省情報通信政策局地域通信振興課課長補佐。平成18年10月 総理大臣官邸世耕総理大臣補佐官付参事官補佐。平成19年9月 総務省情報通信政策局情報通信政策課課長補佐。平成20年1月 総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課課長補佐。平成21年7月 総務省情報通信政策局郵政行政部企画課課長補佐。平成22年7月 総務省大臣官房企画課課長補佐。平成24年8月 日本ケーブルテレビ連盟審議役。平成26年8月 総務省情報通信政策局郵政行政部企画課企画官(国際協力担当)。平成28年4月(株)ディー・エヌ・エー入社。平成28年4月(株)横浜スタジアム代表取締役社長。平成28年10月(株)横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長

──今までの野球との関わりはどんなふうでしたか。

僕は1970年の1月生まれ、野球全盛時代で、王さんがホームランの世界記録を立ててその記事を切り抜いたり、ジャイアンツの帽子をかぶったりしていました。弟は運動神経がよかったので地域の野球チームに入ったんですが、僕は運動神経が悪くて(笑)。

──その後、大学院では中国の歴史を研究されていたのに郵政省に入職された。

歴史が好きで文学少年だったのです。学者は孤独な作業で、よい意味での独善性がないといけないのですが、僕は人と共感しあったりする方が向いていると気がついたんです。それで、バイトしていた郵便局との関わりもあったので、郵政省の採用試験を受けて、入職しました。「これからの郵政省はITだ。海外に行け」ということで、1年間イギリスに留学しました。結婚して、新婚旅行がイギリスという感じでした。戻ってきたら郵便と全く関係がないITの世界。地域にブロードバンドを作りましょうとか、自治体のことばかりやっていたので大阪の箕面市に出向しました。福祉から街作りから2年半くらいやって、行政の最前線の仕事は楽しかった。戻って、地域の情報化の仕事をやって、その後、官邸(内閣総理大臣補佐官室)にいました。

──第一次安倍政権の世耕弘成さんが補佐官のときですね。

そうです。1年間、大変でした。でも、市役所で働いて、今度は行政の中枢で、幅広い経験ができました。2008年に「青少年がインターネットで犯罪に巻き込まれることがある、規制すべきだ」という(機運があった)ときに、規制よりもみんなが安全に使えるように、啓発団体や法律を作ったり、フル回転でした。「これって新しい公共の場を作ってるな、インターネットの将来を考えてコーディネートするのが役人だ」と醍醐味を味わった。そのとき株式会社ディー・エヌ・エー設立者の南場智子さんと出会ったんです。それ以来、ずっと入社を誘われていたんです。

──それが現在につながったのですね。でも、すぐには決断しなかった。

その後、出向して、郵便に戻ってきました。日本の郵便は優れているので見習いたいというので、ミャンマーに13回、ロシアとかも、1年ちょっとの間で30回出張しました。そんな中でも南場さんから熱心に勧誘があって、ある時、軽井沢の別荘に招待してくれて。その週、僕はミャンマーに日曜日に行って水曜日に帰って、成田でシャワー浴びてそのままベトナムに行って(笑)、戻って軽井沢に行った。

──だいぶハードでしたねえ。

南場さんが話をしたくて夜中も待っていてくれたのに、疲れていたので寝ちゃったんです。それを後から聞いて「悪いことをした。ここまで誘われることはないかも」と思って「お会いしたい」とメールを書いたんです。でも、僕、役所が好きなんですよ。実はそのメールを数ヶ月も(送信しないで)放置してたんです。でも、ある日、仕事でカッとなることがあって(笑)、(送信ボタンを)押しちゃったんです。そしたら5分で返信が来ました。

──それが昨年ですか。

一昨年の秋ですね。DeNA入社してインターネットサービスをやるのかと思ってたら、横浜スタジアムに就職したんです(笑)。それで、昨シーズンは横浜スタジアムの社長として(試合を)見ていました。

──そして、昨年10月に横浜DeNAベイスターズの社長になられた。

ベイスターズは、地域にとって、公共財。皆さんのものなんです。皆さんで支える仕組みを作ればいいと考えると、ある意味(仕事は)役所とあまり変わらない。競争相手を蹴落とすのではなく、ファンがわくわくする、人生のいろいろなシーンに彩りを与える仕事だと思っています。

──球場もファミリー席があったり、みんなでビール飲んだり、いろんな楽しみ方ができるようになりました。

ファンの方に楽しんでいただける仕掛けを一生懸命つくっています。また、ファンでなくとも、〈ハマスタ〉でいろんな経験をしてもらうことで生活が豊かになるように。その仕掛けを横浜の企業・ファンの皆様・この地域を愛する方々と一緒につくっていきたいと思っています。
 ハマスタのグランドに立つとエネルギーがわき上がってくる。横浜は近代の発祥の地、歴史の中で意義深い存在です。そこに球場がある。横浜らしく、新しいスポーツの楽しみ方、生活への生かし方を追求していきたい。1月に開催された「ハマスタ駅伝2017」のように横浜スタジアムで走ってもらってもいいし、みなとみらいからランニングコースを作ってもいいですね。いろんなスポーツを楽しめる発信基地になる。また、スポーツを産業化するいろんなアイデアが生まれてくるというのは、いかにも横浜らしいじゃないですか。海沿いの横軸である横浜駅西口・みなとみらい・山下公園は元々人の流れが強いですよね。そこに日本大通りから横浜公園、横浜文化体育館にまで抜ける縦軸でも賑わいを作っていきたい。それが、新たに掲げた「横浜スポーツタウン構想」です。

──球場内に入れないお客さんも外でモニターで楽しめるのがいいですね。席を増やしてもらえるともっとうれしいですけど(笑)。

そうですよね。先日、横浜市に増席を盛り込んだ横浜スタジアム改修計画を提出しました。市民・県民の皆様に支えていただけるような球団、球場になるよう、引き続き努力していきたいと思います。

──新たな取り組みとして、市の指定有形文化財の旧関東財務局横浜財務事務所を活用した「THEBAYS」オープンがありますね。

「THE BAYS(ザ・ベイス)」は街とスポーツがつながる拠点としてとらえています。地下1階はスポーツを体験できるスタジオ。1階は魅力的な商品と野球の雰囲気を味わえるカフェやショップ。2階に、新しいスポーツ産業を生み出す場所をつくり、大学や企業のシェアオフィスを運用しながら、そこでの知恵を横浜スタジアムとか横浜公園で実施する。横浜スポーツタウン構想をさらに推進するきっかけになると思っています。

──いいですねえ。関内地域は市庁舎の移転を控え、課題を抱えています。

チャンスですよ。市役所が移転することで新たなにぎわいをつくっていかなければならない。その中で横浜スタジアムでオリンピックをやる。球団と球場が一体経営できている。野球以外のスポーツコンテンツも持っている。こんな好条件がそろっている所をお預かりしているのは本当にやりがいがあります。これで新しいものが作れなかったら地域の皆さんに申し訳ない。

──横浜DeNAベイスターズは小学校の体育授業訪問なども行ってますね。

スポーツは健康作り、さらに子どもの教育になっていく。野球教室やチアスクールとかも展開しています。教育的なこと、健康対策的なこと、文化的なこと、次々と裾野を広げていって、DeNAだけでなく地域の企業・団体・学校などと協働してみんなで支えていく。そのフロントランナーになれればいいと思っています。

──ますます楽しみですね。しかし、たいへんお忙しそうで、お休みは?

ほんとに無いので家内は激怒しています(笑)。子どもは小学校2年生の娘、中学1年が男の子。あまり(詳しく)言うとまた激怒される(笑)。

──どうぞお体に気をつけて。横浜でお仕事されるのは初めてですね。

はい、でも祖母が(神奈川区)白楽に住んでいたので、横浜スタジアムが出来たのは小学校3年生でしたけどよく覚えてます。ピカピカだったという印象です。いま、プロ野球の人気は復活してきていると思います。地上波でみんなが同じ試合を見るのではなくて、ベイスターズはベイスターズらしくということでいいと思います。それなら、他に負けない魅力を備えた球団にしたい。地域の人にもっと愛されて、まずは、横浜スタジアムを常にファンで満員にすることですね。

──きっと、近い将来そうなるでしょう。楽しみにしています。

横浜DeNAベイスターズ球団事務所にて(3月14日取材)インタビュアー 植草・笹部

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