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沼田 久代 氏
インタビュー 2017年3月
横浜でこれだけの自然を持っている公園は少ないですから、ぜひ、みなさまにお出かけいただきたいと思っています。
根岸森林公園管理事務所 公園責任者
沼田 久代 氏  
PROFILE
1950年 小田原のミカン農家の長女として生まれ、海と山に囲まれた自然豊かな場所で育つ。1972年 国学院大学文学科を卒業後、県信連に入社。結婚により退職。1996年 長男の高校入学と同時に(公財)横浜市緑の協会に入社し、公園施設の管理に従事。2015年3月定年退職。同年4月横浜植木(株)に入社。緑区在住。一男二女の母親。自然・歴史・文化の混在する横浜に限りない魅力を感じている。

──この根岸森林公園は、ほとんどの横浜市民に知られていると思いますが、久しく来ていないという方もいらっしゃるのでは。

ええ、この間いらした方も、若い時に来たきりだそうで「懐かしい!」とおっしゃっていました。

──広いので子どもたちはバドミントンとか楽しめますし、家族でシート敷いてピクニックにぴったりですよね。

ええ、ここは芝が自慢なんです。それと、桜と梅。桜山に桜が350本、園内には450本。梅林には70種・300本の梅の木があり、横浜の公園で一番の本数です。桜は、3月終わりから4月初めが満開で、桜山はほとんどがソメイヨシノです。ご家族連れが多くて、駐車場は200台入りますが、土日は満杯。バスは横浜駅からと桜木町駅・根岸駅から出ています。横浜でこれだけの自然を持っている公園はなかなか無いですね。

──そもそもは 1866年の開設で、外国人向けの競馬場として戦争の頃まで使われていたそうですね。

そうです。(戦後)一時は米軍のゴルフ場だったそうで、日本に返還されましたが、競馬場としての使用ではなく、公園になったと聞いています。

──ゴルフ場だっただけあって芝がきれいですよね。広さはどれくらいありますか。

19ヘクタールくらいですね。外周は1.3キロ。競馬場だったとき馬が走った所はこの外周路ではなくて、今のバス道路の方らしいんです。今の芝生広場よりも広かったのですね。

──競馬場のメインスタンドが残ってますね。

一等馬見所と言って、貴賓席がありました。二等、三等もあったらしいんですが、壊してしまったということです。一等馬見所は市の環境創造局が管理、馬の博物館は馬事文化財団の管轄です。

──ああ、それで根岸森林公園と、隣接する根岸競馬記念公苑と、別の名前になっているのですね。

お客さまは(区別が)つかないのでこちらに電話がかかってきます。5月は共催でイベントをいろいろやりました。ポニーの乗馬や引き馬をやって、引き馬も芝生広場の方まで来ています。一等馬見所がある所は遊具もあって、小さいお子様に楽しんで頂いています。

──昨年の4月から株式会社横浜植木さんが管理されている(市の指定管理者制度)。その初代責任者になられましたが、横浜植木さんに入られたのはいつ頃?

2015年の4月からです。私は大学を卒業してから銀行関係に2年お勤めして、子どもが出来て辞めて、ずっと家で(主婦)。長男が高校に入ったときにもう一度きちんと働きたいと思いまして、公園管理をしている会社に勤め始め、20年近く勤めていました。65歳で退職して、横浜植木から、「指定管理(業務)の経験があるので来てくれないか」と言われて(入社)。入社して1年間だけ本牧山頂公園におりました。その次の年に、弊社が根岸森林公園の指定管理者になったのでこちらのほうに参りました。

──前職も横浜での公園管理?このお仕事が長いのですね。

長いですねえ(笑)。前職では山手の西洋館にいたり、西洋館から異動でズーラシアに行ったり。(有名な)オカピは既にいましたね。

──西洋館はたくさんありますね。どちらに?

7館あります。まず「外交官の家」に4年。その後、公開してなかった「ベーリック・ホール」が開館になったので、そちらに行きました。それからズーラシア。その後、横浜ドリームランドの跡地に作られた俣野公園、硬式野球場のある公園です。そこに3年いて、退職になりました(そして横浜植木に入社)。

──そもそも公園管理がお好きだったのですか。

特にということはないのですが、生まれが小田原なんです。ミカン農家で、自然たっぷりの所でした。子どもの頃は野山を駆けまわっていました。自然は好きですね。小田原市の一番外れで、根府川駅から歩いて15分くらい。昔、小田原は裕福だったのか、小学校のとき、朝、スクールバスが出てたんです。帰りは路線バスで帰ってくる。それに乗り遅れると、本数があまりないので山道を歩いて家まで帰る。ランドセルしょって、お友達とワアワア言いながら。そういうのが懐かしいですね。5〜6人だと全然怖くないんですよ、でも家に帰ると叱られました(笑)。

──女の子が山道を歩いてなんて、危ないですものね。ところで根岸森林公園での主なお仕事は?

園地の管理と、イベントでも楽しんでいただこうと、その企画もやっています。公園の管理は安全にすごく気を遣います。秋にイチョウの葉が落ちますね。園路の落ち葉を踏むと滑りやすいので、早いうちに掃除をしたり、常に気をつけています。皆様が来て帰るまで本当に楽しかったと思って頂きたいので。ボールの(使用)は、幼児用のボールはよいのですが、野球に使用するボールは注意します。小さい子の自転車はお父さん・お母さんがついて練習させるようなものなら認めています。バーっと中に入ってきて園道を走る人には注意するんですけど、速いから追いかけられない。自転車を押して歩くのは良いので、ご近所の方はここを抜けていくと(近道なので)降りて押していきます。

──イベントの計画は3月以降はありますか。以前は中区民祭りをやっていましたが。

はい、前に来たことがあります。これだけの背景がある所なので、風景だけでなくイベントでも楽しんで頂きたいと思っています。ただ、4月はお花見で、イベントをするような状況ではないんです。5月の連休は工作教室をやったり、去年は野外コンサートをやりまして、今年も考えています。野外演奏が似合う場所なんですよ。遊びに来ていた方たちがそのまま集まってきて演奏を聴く。ジャズとかもやりますよ。クリスマスにはクリスマスソングをやりました。演歌はやらないですね(笑)。

──夏休みには?

去年は子どもたちを対象に工作教室をやりました。生えている自然の木の実や葉っぱを使って、環境教育にもなりますね。松の実とかは(その季節に)職員が採っておいて、前もってモデルを作ってカフェに飾っておきます。

──アイデアが必要ですね。家でも園芸とかなさるのですか。

特別には、しませんね。本を読んだり映画見たり。そういうのが趣味。

──おやおや、自然はお好きだけれど趣味はインドアですね(笑)。ご自宅は緑の多い所ですか。?

そうです、緑区ですから(笑)。あ、園内に自動的に入る放送が流れてきましたね。

──「更衣室やロッカーは17時まで」と放送していますね。

はい。更衣室は9時から17時ですが職員が9時前には開けます。皆様に便利に使って頂きたいと思っています。シャワーも男女共2人ずつは使えます。ロッカーもありますのでご利用ください。

──走る方は朝が早いですからね。ジョギングの汗をシャワーで流して帰れますね。自販機に普通の500ミリリットルだけでなく1リットル入りの水が売っているので感心しました。走る人にとってはうれしいですね。カフェも改装されましたね。

はい、私たちの管理の前までは売店、その後は自販機だけを置いてあったのですが、カフェに致しました。以前よりベンチやテーブルも増えました。桜山も、木が40年以上経っているので、横浜市が更新計画を考えています。寿命で枝折れが多くて、枝がバサッと落ちたりする危険度が増していますので。でも、同じ場所には植えられないので、少しずつ移動して植えていくようです。

──土地が痩せてしまうのですね。

はい、でも、(全体の)桜の量は変わらないところを目指しています。。根岸森林公園というと「桜がきれいですよね」と言われますので、桜の美しさは保っておきたいですからうまく植え替えられるようにしたいです。

──20年くらいたったら桜山の位置が少しずれているかも……ということですね。最後に中法人会員への要請は何かありますか。

横浜というとみなとみらいとか賑わいのある所を考えがちですが、その賑わいの中にあって、これだけ静かな環境はすごく珍しいんです。本牧山頂公園も横浜植木が指定管理させて頂いていますが、あそこも自然の里山を残しています。これからも大事にしたいと思っています。
 横浜でこれだけの自然を持っている公園は少ないですから、ぜひ、みなさまにお出かけいただきたいと思っています。私もここに来て初めて感じたのですが、周りの住民の方はこの公園をすごく愛していらっしゃる。私たちもそういう方々の「自然を壊さないで次世代に引き継いで欲しい」という願いを受けて、良い公園にしていきたいと思っています。いろいろなご意見を承りますが、それも真摯に聞いて、皆様に愛される公園でありたい。住民の方、市民の方に納得していただける管理をしていきたいと思っています。

──ありがとうございました。

根岸森林公園内カフェにて(平成28年12月21日取材)
インタビュアー 植草・本山

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