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小池 浩二 氏
インタビュー 2016年05月
中小企業は、他ができないことをやるのが重要です。
マイスター・コンサルタンツ株式会社
小池 浩二 氏  
PROFILE
国際公認経営コンサルテイング協議会 認定CMC。中小企業専門の経営コンサルタントとして平成9年4月神奈川県横浜市にて創業。実践に基づいた中小企業成長戦略のシステムづくりを旨とし、これまで経営診断・経営顧問・研修等で1,000社以上に関わる。中小企業の第一義は『継続して栄える事』と考え、継栄イズムを身上にしている。平成17年9月に出版した『なぜ、会社がうまくいかないか?』は有隣堂横浜西口店にて発売以来、7週連続ベスト3に入るベストセラー。又、平成23年1月に出版した『プレイングマネージャーの仕事術』は三省堂有楽町店、三省堂神保町本店、リブロ本店、丸善名古屋栄町店、有隣堂横浜西口店にてビジネス書ベストセラーの1位となり、全国でベストセラーになる。日本商工会議所専任講師として全国各地の商工会議所、中小企業団体中央会や各団体、企業での講演活動も積極的に行っている。2016年には、中小企業経営の基礎力アップの為の専門動画チャンネルとして小池浩二の経営.TVを立上げ予定。
URL:http://www.m-a-n.biz

──来月号から掲載をお願いする小池先生に、今日はお話を伺いたいと思います。「中小企業が健全に成長する問題解決」をテーマにお書き頂けるとか。

そうですね。中小企業は小さなマーケットでシェアを大きく取っていくことが求められています。大企業も業界でトップツーに入らないと生き残れないので、吸収合併が進んでいますね。中小企業は、他ができないことをやるのが重要です。地元でも、そういう視点で頑張っている企業がたくさんある。年商だけ見ると小さいが、マーケットシェアで見るとすごい。そういった事例を織り交ぜてお伝えしたいです。

──おっしゃるとおりですね。身近な例をとりあげて頂ければ納得できますね。

経営の原理原則は大切です。それにプラスして今何が必要かという視点を交ぜてやりたいです。世の中は劇的に変わっています。地方は高齢化もあってマーケットが縮小していて、地方企業はどんどん首都圏に出てきている。典型的なのは銀行です。中小企業は地域密着型でやってきましたが、地域に人がいなくなると成立しない。会社の経営方法だけでなく、仕事のやり方も大きく変わっていますから、社員さんも変わらないと社会から置いて行かれる。そういうことに気がついて手を打っていかないといけないですね。

──示唆に富むお話を期待しています。小池先生は、中小企業の経営コンサルタントというお仕事はどういうきっかけで始められたのですか。

そもそも大企業には興味がなかったんです。出身は福岡県久留米市。福岡市はあかぬけているけど、久留米はもともと農業地域なんで泥臭い。実家は、米を作って牛を飼う酪農業でした。私は牛の乳で育ったので体が強いのかな。父親は、私が3歳の時、交通事故で亡くなりました。

──それは衝撃でしたね。

 ええ。僕は男兄弟3人の末っ子。(働き手が亡くなり)牛の世話はもうできないので手放して、お金がないけど、母は何とか大学まで出してあげたいと言って。米は食べる分はあるわけですけど、米だけじゃ学校に行けない。交通遺児育英会等の奨学金を借りて行かせて頂いた。大学生になると、交通遺児育英会奨学生として、同じ境遇の高校生・中学生の面倒を見る活動をしていました。募金活動や、交通事故だけでなく炭鉱事故とかの災害に遭った人たちへの家庭訪問等です。仕事のきっかけは、この育英会活動を通じて、一般的に弱者といわれた自分達より、弱者の中の弱者がたくさん存在する事を知り得た事が大きいです。大げさに言うと、社会の中で弱者的存在のお役に立てる仕事に就きたいと思ったのが原点です。仕事というのは全部、社会に貢献するものですが、最初、新聞記者になりたかった。高校生の時は料理人に、大学生の入学当時はツアーコンダクターっていいなと思ってたけど、真面目に考えて、新聞記者。でも、頭がついていかない(笑)。就職活動でいろいろ調べて、経営コンサルタントという仕事があると知って、面白そうだと。

──コンサルタント会社に就職されたのですか。

ええ、10年近く働かせて頂きました。福岡で入社して、東京に事務所を開くからと転勤。当時、東京は嫌いだったんです。新宿とか池袋とか臭かったし(笑)、人は多いし。住みたくない。横浜はベイブリッジができて博覧会があって、地方から見るとパラダイスみたいに思えた。東京まで25分なら近いと思って、中区の阪東橋に住みました。東京から横浜へ行くのに東海道線と京浜東北線があって、「なんで2つあるんだ?」って、最初はそんなものですね。今は保土ケ谷区の新桜ヶ丘に住んでいます。

──ゴルフ練習場の近くですね。いい所ですね。近くに甘納豆屋さんがあって。

よくご存じですね(笑)。横浜で子どもたちも生まれて、育って、ずっと横浜。ほかに引っ越す気はないです。
 それで平成9年に、中区不老町の文化体育館の裏に事務所を構えて独立しました。何の実績もないのに事務所を借りられてありがたかったです。活動エリアが広がって、今のコンサルテイング本部は東京の五反田ですけど、横浜東口にも事務所があって、活動の5分の2は神奈川。

──当時はコンサルタントって今ほどメジャーではなかったですね。

そうですね、大前研一さんとかがテレビに出てからですね。僕はコンサルタントって嫌いなほうで、うさんくさい(笑)。そう見られやすいのを、船井幸雄さんが自社を公開企業に成長させ、一般業種と同じ産業レベルまでに引き上げたのがすごい。

──先見の明がありましたね。今もお忙しいと思いますが、休みは取れますか?どんなふうにすごされてますか。

ゴルフ練習場がね、家から2分くらい。ちょっと時間があるとゴルフバッグ背負ってちょこちょこっと行けちゃう(笑)。そこは行列ができるゴルフ練習場で(経営が)勉強になります。有名人がいっぱい来る。麻生元総理がお付を2人従えてきたり、池田勇太さんが来てトークショーと実技訓練したり。(引っ越し当時、ゴルフ場の鉄塔で)電波障害でテレビが映らなくて、「あのゴルフ練習場はだめじゃないか」と言っていたのが、いつの間にか、そこに通っている(笑)。新桜ヶ丘は横浜では標高が高い所で、気温が低いときは、関内あたりで雨なのが雪になっている。電車は通っていないです。実は地下には貨物線が通っているんですけど、乗れない(笑)。

──お仕事には電車通勤?

ええ、朝、4時くらいには起きちゃうので、まだバスが通ってない。東戸塚駅まで歩くんです。40分くらい。東京の事務所に6時15分くらいに着いています。始発はけっこう混んでいます。最近皆さん朝型になっていますね。

──残業できない方も多いですからね。照明切られたり。

そのとおりです。朝早く行くしかない。(見ていると)面白いですよ。今日が23日としたら、22日が終わった人と、23日が始まろうとしている人が交叉する時間帯。今は休みもバラバラになって、今日は水曜だから、水曜休みの不動産業の方がいい感じに(酔って朝帰り)。

──働き方、仕事のやり方は変わってきていますね。

働き方も、労働人口が抜本的に足りないので、外国の方や高齢者、女性の進出はありますが、それ以上に、ロボットやコンピュータが(導入され)人間の仕事を奪っていくわけです。横浜西口の「GU」というユニクロの子会社ではレジに人がいない。駐車場みたいに、自分で精算しますがお客様は何も困らない。人員をカットしてもお客さんが困らないようにコンピュータがやってくれる。

──ハウステンボスのホテルでもフロントがロボットになり、未来っぽくていいなと思いますが、我々の生活に直結するのですね。

そうです、人間が便利な世の中になればなるほど、人間の仕事が奪われていく。そういうことにも気づいて、いろんな事を勉強して対応していかないといけない。
 経済産業省が「社会人基礎力」というのを教育の視点として訴えている。子どもの数が減っているから競争しなくても生きていけるようになってきた。子供の数が多いご家庭のおかずは大皿に盛って競争になっていたのが、今は子供の数が少ないので、自分の皿に盛られているので争いをしない。悪いわけではないけれど、21世紀で働くにはそれではまずい。

──実際には争いますからね。

「社会人基礎力」に3つのポイントがあって、1つ目は「前に踏み出す力」。今の若い人は、SNSとかで自分の思っている、感じている事をストレートに言ったら仲間外れにされるので、みんなと同調している振りをしながら対応しています。会社の中でも若い社員さんだけで話し合いをすると、それぞれが言っている良い所だけ取って組み合わせてしまう。テストの解答みたいな答えしか出てこない。それでは社会人になった時まずい。
 2つ目は「考え抜く力」。今は正解がない時代。明治維新の頃はイギリスやドイツを、第二次大戦後はアメリカを真似すれば良かった。今は、日本が真似する国がない。逆に日本は、課題先進国家で、先進国の課題を最初に解決しなければならない国になっている。その代表例が高齢化社会で、日本が解決する術を見て他の国が真似しようとしている。21世紀は答えがない社会です。 目の前に起きている事象を見て、なぜ起きているか、どうしたらいいか、自分たちで考える力を身につけないと生きていけない。会社の中でも、状況がころころ変わるのに対して、自分で考えようとしないでリーダーにお伺いを立てる。今はリーダー一人に依存するのは弱いチームです。全員で動かしていく視点に立って、みんなで考えていく力が必要になってくる。
 3つめは「チームで働く力」。全員でチームを動かしていく為には、労働力が足りなくなって、今まで触れ合ったことのない外国の人や高齢者に、自分のことをどうやって理解してもらい、相手を理解するか。そういうことを覚えないと働けないのです。
 今は読み書きそろばんにITもできないと仕事できない。リーマンショックがあり、震災もあって、ここ2年くらいで、完全に21世紀に切り替わった。いろいろ変わらざるを得ない部分があって、大変な時期だと思います。

──そういったお話を読ませて頂けるのですね。楽しみにしていますのでよろしくお願いします。

税経研修センター(3月23日取材)
インタビュアー 植草・四釜・本山

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