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玉川カルテット
インタビュー 2011年1月
若い子はお金がかかんないテレビで見てるから。「1回、見なよ」って連れてくると「あ、全然違う」って。生で見なくちゃダメですよね。
お笑い歌謡漫談
玉川カルテット
PROFILE
昭和40年、玉川カルテット結成。ボーイズ仲間の変わり種と各界から期待され、各メンバーも浪曲界の名師に師事。叩き込まれた芸にコミカル性を加え益々張り切り公演中。放送演芸大賞、ボーイズ部門賞、各テレビ局のお笑いNO.1賞など数々の賞を受賞。演芸会のトップを保っている。歌に民謡そして浪曲にお笑いを入れ、男同士で30年、顔の悪さは声の良さ、益々冴えます聞かせます。平成19年からサイドギター上原和。22年、新リーダー玉川平次にてお届いたしております。
主な出演番組 NHK「ふれあい家族」、「笑いが一番」、NHKラジオ「真打共演」、日本テレビ「笑点」、テレビ朝日ドラマ「拝み屋横丁顛末記」など多数出演。

──メンバーの皆さんは松木ぽん太さん(三味線)、二葉しげるさん(ギター)、上原和さん(ギター)と、いちばん新しいメンバーの玉川平次さん…あ、すみません、写真撮りますのでそのマスク外していただけますか。

しげる:外すと怖いですよう。歯がないですからね。

平 次:「はなし家」です(笑)。

──皆さんは私たちの小さいころから、ずっと活動されてますね。

ぽん太:玉川カルテットは昭和41年から。当時は柳家金語楼師匠とか、伴淳三郎さんとか(の時代)。ご一緒のときはあがりましたよね。映画でしか見てないですからね。

しげる:ボクたちは浪曲仲間ですから。ボクが二葉百合子さんの弟子、こっち(ぽん太)が天津羽衣さん、初代リーダーの玉川ゆたかさんが玉川勝太郎の弟子。

──最初は玉川ゆたかさんご夫妻がコンビで始められたんですよね。

ぽん太:そう、奥さんがアコーデオンでね。三味線の人が入ってトリオ、でも(芸人でないので)「笑わすのは怖いわぁ」ってやめちゃったんだよ。ボクが入って、それから二葉しげるくんが入った。

しげる:ボクが初めて出たときは「玉川トリオ+1」、ボクはプラス1で出た(笑)。

和:三波春夫さんの歌の司会をやっていた人が「玉川カルテット」って名前を付けてくれたんです。

──しげるさんの名せりふ「金もいらなきゃ女もいらぬ、わたしゃ、も少し背がほしい」の一節は、いつ頃、どんなわけで始まったんですか。

しげる:遊びから出たんですよ。昔、浪曲の枕でお客様を引きつけるのに、「なにがなにしてなんとやら」って、二行くらいでね、黒板に書いてやってたんですよ。それで「背がほしい」とやったら、ゆたかさんの奥さんが「それ、いいじゃない」って。

──かなり初期のころからやってらしたんですね。

しげる:うちのせがれがいま43歳、それが小さいとき、よく(ふしを)言いながらそこらへん走り回ってました(笑)。

──長い芸歴のなかで思い出深いことというと?

ぽん太:アコーデオンやってたゆたかさんの奥さんがお腹大きくなっちゃって、また、メンバー替わらなくちゃならなくなったこと。ギターを入れて、男のグループになってから長かったですね。それから、初代リーダーのゆたかさんがなくなって、運転手兼マネージャーだった玉川平助を入れてね。

──平助さんは「リーダーになった」と言うより、「リーダーとして雇われた」?

ぽん太:そ、雇われた(笑)。それでずっとやってたんだけど、「大変だぁっ」って電話かかってきて、ギターの人が脳出血。それで、代わりに引っ張ってきたのがそこの彼(上原和さん)。リーダーの平助は、1年くらい前かな、和くんが居酒屋を出したもんだからお祝いに行って、座ったとたんにすうっと……。

和:ボクに(しなだれかかってきたから)、甘えてんのかなあって思った。

ぽん太:くかーって眠りだしたから、「こりゃあ危ねえ」ってんで救急車!パープーパープー。

和:本人気がついて「なんで救急車来たの?」って。

ぽん太:その後また倒れたのね。で、先代のときからマネージャーが跡継いでんだからって、(マネージャーの)この玉川平次。

平 次:けっこう抵抗したんだよねえ。半年くらい。

しげる:無理矢理です(笑)。

──最初の奥さんはおめでたで引かれましたけど、あとの方はご病気だったのですね。

ぽん太:だからねえ、この2人(ぽん太としげる)だけ、なんで残ってんのかねえ(笑)。

和:(倒れたのは、舞台立ち位置が)いつも左側の2人じゃないですか。あぶないなあ、(和と平次)どっちかだよ。

平 次:並び順、変える(笑)。

──いつも楽屋入りはご一緒に?都内にお住まいですか。

しげる:いや、ボクは松戸。

ぽん太:松戸に豪邸建てちゃったんだから。ボクみたいな遊びまくっちゃった人間は(豪邸は)ダメですよ。ボクは生まれも浅草。高いの(スカイツリー)が建ってね、うちの庭のベランダ(笑)からよく見えますよ。

和:あの長屋から、見えるんだ(笑)。

──皆さん、お仕事のほかにご趣味は?

ぽん太:ボクは油絵描いてたけど。このメンバーが壊れたら油絵で生計立てようと(笑)。まあ、鶴ちゃん(画家でもあるタレント片岡鶴太郎)みたいにはね。勉強しないと。

しげる:ボクは将棋好きだった。麻雀は、うちのメンバーはみんなやってきましたね。

──ちょうど4人ですね。

ぽん太:キャバレーの仕事で楽屋着くとすぐ支度して。ゴムマットと牌をいつも持って歩ってるんだ。ステージ終わるとまたやって。キャバレーの黄金時代は、全国を歩くようになって、北海道10日間、九州7日間とかありましたね。飛行機じゃなかったから、昔は。連絡船に乗ったり。

しげる:青函連絡船のなかで、太鼓を台にしてやったら牌がはねちゃって(笑)。

和:列車は昔の4人掛けだからよかったですね。

──昭和40年代というと景気は上り坂ですよね。

ぽん太:だから、その当時は、遊び方はもうたいへん。

しげる:大きい声じゃ言えない。

平 次:小さい声じゃ聞こえない(笑)。

ぽん太:すごかったですねえ、前のリーダーはどれくらいごまかしてたか(笑)。もらってからみんなに配るから、わかんないでしょ。

和:いっぱい取ったから体こわしちゃったんだな(笑)。お酒も呑む呑む。

──初代リーダーのゆたかさんは(病気したが)呑まれないですよね。

和:初代は缶コーヒーばっかり。缶コーヒーで体壊した。糖尿でしたから。

しげる:麻雀資金なんか、給料を使わなくてもご祝儀でまかなえましたね。いい時代だったね。

和:ボクなんか最悪の時代に(カルテットに)来ちゃったもんだから、顔色悪いすよ(色白)(笑)。

──今までご一緒されたなかで印象的な方というと?

ぽん太:ケーシー高峰さん、おぼんこぼん、三遊亭圓歌師匠……。みんな歳いっちゃって。ボクらもいっちゃってるけど。だから今の若い子の芸がわかんないね。ついてけない。

──若い人は一瞬芸が多いですよね。

和:「何がおかしいの?」って聞くと、周りが笑うから笑うんだって。若い子はお金がかかんないテレビで見てるから。「1回、見なよ」って連れてくると「あ、全然違う」って。生で見なくちゃダメですよね。

──寄席は若いお客さんが増えてますか。

ぽん太:増えてるけど、見方が違う。アイドルを見るように見て、テレビに押されている感じがしますね。

──芸が違いますよね。寄席で長い時間やるとうまくできないんじゃないですか。

ぽん太:それでもいいんじゃないですか。はやって、ご飯食べられるんだから。

──芸人さんのサイクルが早いですね。はやるのもすたれるのも。

和:来年いるかどうかね。(年長のお2人に)来年出てないんじゃないですか(笑)。

ぽん太:アブナクなってきちゃった(笑)。

──今出てらっしゃる寄席は?

ぽん太:浅草の東洋館出てたけど、お客さんがおんなじなんですよ(笑)。(お客さんと)「やあ」「あ、やあ」ってなっちゃう。

平 次:固定客ね、ネタバレになっちゃうんですよ。

ぽん太:「それ、見たよ」って。お客さんが知っちゃってるから。落語家さんは、同じお客さんが来てるなと思ったらネタ替えればいいですけどね。(カルテットは)もう、作っちゃってるから。

──ネタは全部オリジナルで作られるんですよね。でも、しげるさんの名せりふは永遠ですね、「金も要らなきゃ……」、要らないわけはないですけどネ(笑)。

しげる:自然と出たんですよね。「金もいらなきゃ名もいらず」と言う歌があったでしょ、でも歌から取ったんじゃないんです。歌は知らなかったから。

──最後に浪曲について教えていただけますか。他にこういうスタイルのグループはないですね。

ぽん太:昔はあったけど、今はないんじゃないですか。浪曲を崩したやり方はね。

しげる:うちのメンバーは4人とも同じキーで浪曲ができたんですよ。前のリーダーは関東節、ボクは関西節。それが同じキーでうまくできたんです。そして、歌も同じキー。それが良かったですね。

──なるほど、詳しくお聞きしたいですが、出番のお時間ですね。「爆笑!濱っ子寄席」舞台よろしくお願いします!

関内ホール楽屋にて(11月26日取材)
インタビュアー 小竹・植草

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