2023.08.01

編集楽書

この記事を書いている7月初旬、日本では最も湿気の多い時期でしょう。
今回は「床下空調」というテーマでたまには自分の職能に関することを書きます。

先日ある建物の改修工事の設計をするにあたって現場調査を行いました。
改修前のこの木造2階建ての住宅、湿気がひどく使っていない1階は通気が不十分でカビが発生していました。そこで床を剥がして確認したところ、特に地面が湿っている気配がない。つまり地面から水分が上がってきているわけではありませんでした。

では温度差による結露かな、と思い温度を計ったところ床下の温度が異様に低いことが分かりました。これはもしかすると地下水脈が近く、そこからの冷気伝導なのかもしれない。そこで、1階居室床下の大部分を完全に周囲温度差の影響を受けないように、ピット(弁当箱のような密封空間)を作って、ついでに床をかさ上げして収納スペースにしてしまおうという設計計画に至りました。
床面には収納物の出し入れがしやすいように開閉可能な板材を敷き詰めました。そして一番大事な仕掛けとして、その床下空間を空調できるようエアコンを仕込みました。夏場はドライ運転(涼しくて乾燥)、冬場は床下暖房、これで理論的には快適な住環境になるはず、、です。
これらに掛かった気になるお値段は
基礎・土間工事:26万円 木工事:32万円 空調工事:10万円 解体・諸経費:35万円 合計:103万円      
如何でしょう。これを高いとみるか安いとみるか。

広報委員会 大内 匡

 

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