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僕のお守り

【2017.02】野毛山動物園。

昼間なのに、もう夕方のように暗い、重たい雲に空が覆われている中、野毛山動物園へ向かう坂道を、ゆっくり登っていました。

こりゃ雨になるな、と思っていたら、案の定、小雨が落ちてきました。

その一時間前、都内から来た古い友人を、僕的に横浜でいちばん美味しいと思っている餃子屋さんへ案内し、いつもの事ながら、餃子をつまみに、ビールだの焼酎だのを呑んでいたわけです

その友人とは、僕が15歳くらいからの付き合いで、まぁ付き合いといっても最後に会ったのは、共通の友人のお葬式、もう7、8年前になるでしょうか。

だから、思い出話や、近況のこと、お互い若かった頃の共通の友人の話しで時間は過ぎていきます。

話しも一段落した頃、彼女は突然、ねえ、キタちゃん(その人は僕をそう呼ぶ)、これから動物園に行こうよ、と言いました。

動物園に行くような明るい天気じゃないし、外はとても寒いし、でも、彼女は動物園に行こうよ、と言う。

僕としては、もうちょっと、だらだらぬくぬく呑んでいたいな、という気分だったのですが、横浜生まれ、今、都内在住の彼女が、動物園に行こうよ、と言うものですから、じゃ、行ってみっか、となった訳です、ま、店からも近いし、と。

考えてみると、僕自身も、野毛山動物園、久しぶり。

横浜で育った人の多くは、きっと野毛山動物園って、なんていうか、ソウルスポットじゃないですか?

遠足だったり、家族でお弁当を持って散歩しに行ったり、やがて成長すると、デートの場所だったりね。

僕にしても、高校生の頃、失恋したり、教師とケンカしたり、親に反発したりと、そんな時は、しばしば学校を抜け出して、制服姿のまま、たそがれに行く場所は、ほぼ野毛山動物園だったもん。

ロバの前でため息なんかついちゃって、自分の悩みにセンチメンタルな気分で浸っちゃったりする、といった絵に描いたようなアホな若者。

アンニュイな気分で孔雀をからかい、逆に突然、羽を広げられ威嚇されて慄くアホな若者。

そんなかつての自分を思い出すスポット、それが野毛山動物園。

無邪気だった子供の頃は、キリンさんは首がながーい、とか、時々ライオンが吠えたりすると、強そうだ!と思ったり、サルを見ては学校の先生に似てるナ、と観察したり、男の子はやたらと爬虫類館でコーフンしたりと、ただ楽しい場所でした。

でもね、小雨が降っていて、人影もまばらな動物園を、これでもまぁ、いろいろあって大人になった今、そんなシチュエーションの中をゆっくり歩いていると、違う感覚が流れてくるのが不思議。

なんかね。

切なさ、が流れてくるんだね。

檻に入れられた動物ってかわいそう、などといったきれいごとは全く思わない。

でもね、なんだか気持ちがね、傷ついているわけじゃないんだけど、ちょっとだけさみしい、かと言って、楽しくないわけじゃないし、うまく言えないけど、やっぱり、ほのかに切ない感じだったんだよなぁ、なんでだろ。

話しは全く飛びますが、野毛山動物園から、坂を下ると、当然、野毛の町。

当時はね、制服姿でそして、落ち込みながら下山したアホ高校生にもお酒を飲ませてくれるお店が何件かありました。いい時代。

結局、その小雨の野毛山動物園、友人が持っていた折りたたみの傘をさし、傘のさし方が下手だと叱られ、焼き鳥を食べに行って解散。彼女がなぜ動物園に行きたいと言ったのはナゾ。

しかし、野毛山動物園であれだけ鳥類を見た後に焼き鳥って。

Photo:藤間 久子『Slowly』

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