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僕のお守り

【2017.01】母の引っ越し。

母が引っ越しをしました。

母は、某大手電機メーカーの、独身寮のいわゆる「住み込みの寮母さん」という、のどかな仕事をしていたのです。

16年も務めていたんですよ。

それが、ここにきて、突然、その某電機メーカーが、独身寮を閉鎖する、という決定をしたんですね。

さぁ大変!

母は、住むところと仕事を同時に無くしちゃう、という事態になったワケですね。

もう、年末だっていうのにさー(あ、これ書いてるのは12月初旬です)。

でもって、独身の僕のマンションに来たい、と、そう言うワケです。

僕としては、それはとても自然なことだと思いました。

僕、長男だし。2LDKだけど、工夫すればどうにかなるし。

でも。

僕には独身の妹がおりまして、だから、このハナシが持ち上がった時、まず、母に言ったのです。

娘(僕の妹)と一緒に暮らした方が気が楽なんじゃね?女同士だしさ、と。

すると母は、冗談じゃない!と言うワケです。

「犬が3匹もいて、猫が5匹もいる、あの家になんかで暮らせない!」と。

そう、妹の住むマンションは、さながら、小さなペットショップのよう。

というワケで、僕は母を迎え入れるために準備を開始します。

僕は、部屋にあんまりモノを置きたくない方なので一見、がらーんとしているんですね、部屋の中がね。

でも、10年以上ひとり暮らしをしていた居住空間に、人が一人加わるので、いらないものは徹底的に捨てて、なるべくスペースを確保しようと思うワケですね。

おそらく無駄なものなどあんまり無いだろうなぁ、と思いつつ、普段開けない押し入れや天袋などを開けると、いやーあるある、いらないもん。

今までの数度にわたる僕自身の引っ越しで、もったいないから、もしくは懐かしいから、という動機で捨てられなかったもの、粗大ゴミの手続きが面倒で、つい目につかない場所へ隠していたもの等々。

最もスペースを占領していたのは、たくさんの本でした。

これを処分しなきゃならない。

本を捨てる、というのが、一番さみしかったなぁ。でもしょうがないし。

思っていたよりも大量な不用品を捨てるにあたって、これは独りで分別などをしてちまちま捨てるのは不可能!と判断して、「何でも引き取ります」という廃品回収の業者さんに処理をお願いしました。

さよなら、僕に感動をくれた本達。

さよなら、懐かしい品々(父の形見含む)。

それからは、母が僕のマンションに持って来たいタンスなどの家財道具の寸法を測り、そのスペースを確保し、それによって今まで隠れていた部分を掃除したりと、気分的に忙しい日々が続きます。

「アンタが使ってるフライパンよりワタシのフライパンの方が高級だからアンタのは捨てなよ」といった生活道具のお互いの微調整もあったりして。

そんなこんなで引っ越し予定日が迫ってきた休日、僕はタオルでねじり鉢巻きをして、家の中を整理していたと思ってください。

冬なのに汗だく。

そこに、母がやってきました。

ちょっとハナシがある、と、なんだか顔色が悪い。

なぜか缶ビールとかおつまみ的なものをたくさん持っている。

で、急に涙目でごめんね、と言い始めました。「アタシ、やっぱり娘と暮らすことにした、だってあんたビンボーだし、はいこれ」。

ま、いろいろと事情があるのですが、僕にとっては人生最大のどんでん返しでした。いろいろ捨てちゃったし。いいな、自由なヒトって。

Photo:藤間 久子『Slowly』

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